8回 エトネ・レザースクール ノートカバー作ってみよう Vol.8  étonné leather school

いよいよ、ミシンを使った作品作りです。今人気がでている、ノートカバーをつくってみましょう。

まずは型紙づくり 実際のノートカバーを用意しよう

型紙を起こすことができれば、どんな形も作れるようになります。まずは簡単なノートカバーから学びましょう。

ノートカバーの型紙越し

型紙に必要なのは、厚紙と革きり包丁、定規、目打ち、ペンです。
まずは実際にれるノートの縦、横、幅を測ります。

ノートのサイズとノートカバーの型紙のサイズ

<ノート本体の大きさ>
縦:182mm
横:134mm
厚み:10mm

<本体部分>
縦:ノートの縦幅+10mm(余裕を持たせます)=192mm
横:ノートの横幅x2+厚み+12mm(余裕をもたせます)=280mm

<見返し部分>
縦:本体と同じ=192mm
横:ノートの横幅の1/2=650mm

型紙を切ったら、型紙に合わせて革をカットします。カットの方法は3回エトネレザースクールを見てください。

型紙と革 ノートカバーづくり

糊付け 縫う前に必要なコバ塗り

ノートカバー コバ塗りとボンドの位置
赤がボンドを塗るところ。黒は事前にコバ塗りをしましょう。ボンドは不要

コバ塗りは最終仕上げなのですが、塗った後にコバ塗りがしにくい場所は事前に処理を行います。ノートカバーの場合、見返しの内側に入った部分です。コバ塗りの方法は4回エトネレザースクールをご覧ください。

次にミシン縫いをする前に、縫う場所にあらかじめボンドで張り合わせます。ボンドの塗り方は第6回エトネレザースクールをご覧ください。

ノートカバーの縁をミシンでに合わせる

ノートカバー ミシンで外周を縫い合わせる

ノートカバーの外周をミシンで縫い、見返り部分を本体部分に張り合わせます。ミシンの設置の仕方、かけ方は7回エトネレザースクールをご覧ください。

一周縫い合わせる場合は、縫い始め、縫い終わりの返し縫が不要です。重なっている部分から縫い合わせるほうがきれいな縫い目ができますので、見返りがある部分から縫いましょう。縫い終わりは、縫い始めの3目ほど重ねればOK。

ボンドをはがすための処理も忘れずに。

ノートカバー仕上げ 外周をコバ塗り処理

外周りをコバ処理しましょう。床面がザラザラしている場合は、CMCを塗ってザラ目を抑えてもいいですね。出来上がりました!

エトネのノートカバーは、ラウンドジッパーで内側も革張り

イメージ 写真はリブレタ アップルグリーンです

シンプルなノートカバーも素敵ですが、スマホや、カード、ペンなども収納できる、クラッチタイプのノートカバーはとても便利です。

営業先でも、会議でも、さっと持ち運べて便利。ノートの表紙部分が差し込めるから開いてすぐに書くことができます。大小13のポケットがついているので、これ一つで会議資料、名刺、ペンや文具、スマホ、ミニタブレットを入れてスマートに持ち運べます。革を両面に贅沢にあしらっているのに、重さがたったの176g。負担をかけない軽量性を追求しました。革製品ならではの品格はそのままに、機能性と軽さを兼ね備えたノートカバーです。

こんなのが作れるようになったらうれしいですね☆

エトネ・レザースクール 9回目は「小銭入れをつくってみよう」です。

エトネホーム

エトネは、スペイン南部で生まれたスペイン革製品のブランドです。

持っていてわくわくする、やっぱり素敵、すごく便利、そう何度も思う商品を作りたいとのエトネデザイナーの強い思いで作られました。

柔らかく、吸い付くようなしっとりとしたイタリアンレザー、ロエベを仕立てる確かな腕を持つ職人が一つ一つ手作りしています。

 

 

 

 

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