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- エトネ・レザースクール
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3回目はいよいよ革を切ります。
もくじ Table of Contents
革を始めて切るために必要なもの
第二回で説明した、革切り包丁をしっかり研いだもの、レザー用下敷き、物差し(ステンエッジスケール角定規)、銀ペン、そしてもちろん革です。
革切り包丁
![革包丁の刃出し](https://etonne.es/wp-content/uploads/2019/10/包丁3.jpg)
下敷き
個人的には透明をおすすめします。暗い色だとレザーと同じ色になったときに定規の目盛りを読むのに苦労するからです。
![革用下敷き](https://etonne.es/wp-content/uploads/2019/10/下敷き.jpg)
銀ペン
銀色で描け、指でこすると消えるペンです。革をカットする際に目印として描きます。
物差し(ステンエッジスケール角定規)
片方がステンレスエッジになっている定規がマストです。ボディは透明のほうが使いやすいです。
![方眼カッティング定規VANCO](https://etonne.es/wp-content/uploads/2019/10/方眼カッティング定規VANCO.jpg)
革・レザー
最初は適度に薄目で比較的固い革がおすすめです。エトネのレザーはとても柔らかいので、慣れてからでないとカットがうまくいきません。
![エトネレザー](https://etonne.es/wp-content/uploads/2018/10/IMG_5769-1024x753.jpg)
正しい姿勢
![正しい革切りの手の位置](https://etonne.es/wp-content/uploads/2019/10/71393807_910187076025438_1856817136333225984_n-225x300.jpg)
革切り包丁は親指を上にかけて握ります。刃先が入りやすいように少し前面に傾けます。反対の手はカットする刃の真横に置き、カットに応じて少しずつずらします。
先ずはフリーハンドで直線をカット
![直線を切る](https://etonne.es/wp-content/uploads/2019/10/IMG_20191006_124752-225x300.jpg)
銀ペンで直線を描き、定規を当てずにフリーハンドでカットの練習をします。
銀ペンは使ってみるとわかるのですが、1mm弱の太さがあります。銀ペンの真ん中をカットすると型(モルド)との大きさの誤差が生じます。
右利きの人は銀ペンの左端を、左利きの人は右端をカットしましょう。
理由はモルドの周りを描いたときに、内側になる線(モルドに近い線)がカットすべき線だからです。ここでは革の量が少ない方を必要なパーツとしてカットします。
フリーハンドで曲線のカット
![曲線カットの練習](https://etonne.es/wp-content/uploads/2019/10/71697537_497717514117743_4448530883846078464_n-225x300.jpg)
次に銀ペンで曲線のカットをします。直線の時と同じく銀ペンの正しい側をカットしましょう。刃を寝かせすぎると少し手前の革を傷つけてしまうので、正しい角度を保ちましょう。
革が小さい場合は反対の手で革を動かしながらカットしましょう。
定規を当てて直線をカットしよう
![切り落とし位置](https://etonne.es/wp-content/uploads/2019/10/切り落とし位置.png)
ステンレスが付いた方の定規を銀ペンの線に当てかっとしましょう。刃の厚みがあるので、どの位置に定規を置くべきかは練習で体感として習得する必要があります。
銀ペンを使わずに正方形をカットアウトしよう
銀ペンを使うと少しずつ誤差が生じてきます。なるべく誤差なく直線をカットするには定規の目盛りを使ってカットできるようにしましょう。
先ずは直線を切ります。定規の縦の目盛りを使い、切った革のエッジを目盛りに合わせて平行に切ります。
さらに同じ方法で横の目盛りを利用して必要の長さだけ垂直に切ります。
こうして正方形をカットすることができます。
エトネ・レザースクール 4回目はコバ塗りです。
エトネは、スペイン南部で生まれたスペイン革製品のブランドです。
持っていてわくわくする、やっぱり素敵、すごく便利、そう何度も思う商品を作りたいとのエトネデザイナーの強い思いで作られました。
柔らかく、吸い付くようなしっとりとしたイタリアンレザー、ロエベを仕立てる確かな腕を持つ職人が一つ一つ手作りしています。
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